2023年ジャパンカップ。
引退までのラストダンス。天才が選んだのは未だ制したことがないジャパンカップだった。
大逃げを打った逃げ馬が作り出した脅威のラップ。普通の馬であれば潰れてしまうようなラップを前目の位置で受け止めると、坂の途中で先頭に立ち、2着に4馬身差をつけて大勝。
まさに国内に敵なしを印象付ける横綱相撲を見せつけた。
2022年有馬記念。
3歳にして天皇賞・秋を制した天才が次に目を向けたのはグランプリであった。
本番では並みいる古馬の強豪を後目に、外目を徐々に進出。
2度目の第4コーナーを回る頃には先頭に並び立ち、ステッキを入れられると更に伸びた。
結果2着以下を突き放し優勝。キャリア6戦での有馬記念制覇は史上最短となった。
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